現在、東京都内で「伝染性紅斑」(リンゴ病)の流行が確認されており患者数が警報基準を超えています。これは2018年以来の事態であり、特に6歳以下のお子様に多く見られる感染症です。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/infection/dashboard/ringo.html
▼リンゴ病は「パルボウイルスB19」というウイルスによる感染症です。
以下のような症状が特徴です。
- かぜに似た症状(発熱やだるさなど)
- かぜ症状の7~10日後に両頬や体に赤い発疹や網目状の紅斑
- 関節痛、関節炎(特に成人)
また、妊婦の方が感染すると流産のリスクがあるため、特に注意が必要です。
▼当院からのお願い
リンゴ病にはワクチンや特別な治療法はありません。咳、くしゃみといった飛沫で感染でひろがります。感染拡大防止のため、以下の対策を徹底してください。
- 手洗いの徹底
- 石けんを使った手洗いをこまめに行いましょう。
- 咳エチケットの実践
- マスクの着用や咳・くしゃみをする際のエチケットを守りましょう。
- 体調不良時の早めの受診
- 発熱や発疹、関節痛などの症状がある場合は、無理をせず速やかに受診してください(申し訳ありませんが乳児、小児の方の対応は当院ではしておりません)。
- 妊婦の方や小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、特に感染対策を徹底してください。
当院では感染症専門医 / 指導医である院長が診察いたします。
気になる症状がある場合はお気軽にお問い合わせください。
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