喉が痛いのに熱はない…考えられる原因と受診の目安を内科医が解説

唾を飲み込むと喉が痛いのに、熱は出ていない

喉の痛みだけが何日も続いている

熱がないと「病院に行くほどではないかな」と様子を見てしまいがちですが、喉の痛みは熱の有無にかかわらず、原因があって起こっている症状です。

なかには放置しないほうがよいケースもあります。

このページでは、熱がないのに喉が痛くなる主な原因や、受診の目安についてわかりやすく解説します。

目次

喉の痛みは、喉の粘膜に炎症や刺激が起きているサインです。

熱は体が病原体と戦うときの反応の一つですが、炎症が喉に限られている場合や、原因が感染以外の場合には、熱が出ないまま痛みだけが続くことがあります。

つまり「熱がないから大丈夫」とは言い切れず、痛みの強さや続く期間で判断することが大切です。

風邪のひき始め・軽い感染

ウイルス感染の初期には、熱が出る前に喉の痛みだけが先行することがあります。数日で他の症状が出てくることもあれば、喉だけで治まることもあります。

乾燥

空気の乾燥や口呼吸で喉の粘膜が乾くと、ヒリヒリした痛みやイガイガ感が出ます。朝起きたときに痛みが強いのが特徴です。

声の使いすぎ・刺激

大声や長時間の会話、喫煙、飲酒、香辛料などの刺激でも喉は痛みます。

アレルギー・後鼻漏

アレルギー性鼻炎などで鼻水が喉に流れ込むと、喉の違和感や痛みの原因になります。

逆流性食道炎

胃酸が喉まで逆流して粘膜を刺激し、喉の痛みや違和感が続くことがあります。起床時に症状が強い、胸やけを伴うといった特徴があります。

性感染症による喉の炎症

見落とされがちですが、クラミジアや淋菌は喉(咽頭)にも感染します。風邪のような喉の痛みや違和感が長引く場合、心当たりのある接触があれば、咽頭の性感染症の可能性も考える必要があります。症状が軽い・無症状のことも多いのが特徴です。

そのほか

扁桃炎の初期や、まれに喉の腫瘍などが背景にあることもあります。片側だけの痛みが続く場合は注意が必要です。

  • こまめに水分をとり、喉を潤す
  • マスクや加湿器で乾燥を防ぐ
  • 喫煙・飲酒・刺激物を控える
  • 声を使いすぎない
  • うがいを習慣にする

数日のセルフケアで軽快する痛みは、心配のいらないことがほとんどです。

次のような場合は、熱がなくても受診をおすすめします。

  • 喉の痛みが1週間以上続いている
  • 唾を飲み込むのもつらいほど痛い
  • 片側だけの痛みが続く、悪化してくる
  • 声のかすれや首の腫れを伴う
  • 市販薬やセルフケアで改善しない
  • 心当たりのある接触のあとから喉の症状が続いている(性感染症の検査ができます)

とくに、飲み込めないほどの強い痛みや、口が開けにくい、息苦しいといった場合は、炎症が広がっている可能性があるため、早急に受診してください。

しずく内科クリニックでは、総合内科として喉の痛みの原因を幅広く診療しています。また、感染症専門医として、咽頭クラミジア・咽頭淋菌などの検査にも対応しています。

「風邪にしては長い」「原因がわからない」という喉の痛みも、お気軽にご相談ください。

熱がない喉の痛みは、乾燥や声の使いすぎ、風邪の初期のほか、逆流性食道炎や咽頭の性感染症など、意外な原因が隠れていることもあります。

1週間以上続く痛みや、飲み込めないほどの痛みは、熱がなくても受診の目安です。長引く喉の痛みにお悩みの方は、当院にご相談ください。

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